平成14年4月1日に「栄養士法の一部を改正する法律」が施行され、管理栄養士制度が大きく変わりました。
それにともない、管理栄養士の国家試験の受験資格、試験内容が大幅に変更されることになりました。
主な改正点として次の3項目が挙げられます。
- 管理栄養士が「傷病者に対する療養のため必要な栄養指導」や「個人の身体状況、栄養状態等に応じた高度専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための保険指導」等を行なう者として位置付けられました
- 管理栄養士の資格が、「登録制」から「免許制」になりました
- 管理栄養士国家試験の受験資格が変更になりました
【受験資格の変更】

【受験科目の変更】
カリキュラムの新旧対応表
| 新カリキュラム |
旧カリキュラム |
新カリキュラム |
旧カリキュラム |
| 科目 |
問 |
科目 |
問 |
科目 |
問 |
科目 |
問 |
| 社会・環境と健康 |
20 |
公衆衛生学 |
13 |
基礎栄養学 |
14 |
栄養学 |
20 |
| 健康管理概論 |
5 |
応用栄養学 |
16 |
| 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち |
30 |
解剖生理学 |
10 |
栄養教育論 |
15 |
栄養指導論 |
14 |
| 病理学 |
5 |
臨床栄養学 |
30 |
臨床栄養学 |
15 |
| 生化学 |
12 |
公衆栄養学 |
20 |
公衆栄養学 |
13 |
| 食べ物と健康 |
25 |
調理学 |
6 |
給食経営管理論 |
20 |
給食管理 |
9 |
| 食品衛生学 |
5 |
応用力試験 |
10 |
|
|
| 食品加工学 |
5 |
合計 |
200 |
|
150 |
| 食品学 |
18 |
|
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【合格基準】
管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)では、「新たな試験科目について、総合成績が一定水準以上であるものを合格者とすべきである。」と提言されており、一般的には、各科目で6割以上の正解が必要とされています。
【試験内容が改訂された背景】
管理栄養士の役割が重要視されてきました。
糖尿病等や生活習慣病の増加が国民の健康面における大きな問題となっています。
これらの課題を解決する上で生活習慣の改善、なかでも食生活の改善が重要な課題となっています。
栄養指導の分野においては、個人の身体状況や栄養状態、食行動等を総合的かつ継続的に判断し、指導する栄養評価・判定の手法などの高度な専門知識や技術を持ち、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導などの業務に対応できる人材の養成が求められるようになってきています。
具体的な取り組みとして、医療機関ではNST、高齢者施設では栄養ケアマネジメント、保険者においては特定保健指導の導入などが進められています。
管理栄養士の役割が明確になりました。
昨今国民の健康課題、少子高齢化社会に対応した管理栄養士の役割が求められるようになりました。
そして平成12年の栄養士法の改正により、管理栄養士の業務が傷病者に対する療養のための必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技能を要する健康の保持増進のための保健指導、並びに特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等と明確になりました。
専門知識や技術の高度化を図るための受験資格の変更
管理栄養士の業務が上記のように明確になったことにより、今後はこのような役割が担える管理栄養士が必要になることから、今回のような資格の枠組みの見直しや教育科目の充実、国家試験の改善が行われることになりました。
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